どこかむちがってますか

フィギュアやアニメ、マンガ、音楽とか、人間が生きていく上で全く必要ないものばかりを紹介していくはずだったのに…。

こんな自分に誰がした?

あるひ
とってもおおきなちからをてにいれた。


みんながうらやむきょだいなちから。


すごい!うれしい!


このちからをみんなのためにつかおう。


そうきめた。



じかんがたった。


ともだちが、


ちょっかいをだしてきたんだ。


だからちょっと。


やりかえしてやった。


ともだちのほねが折れた。


わるいのは僕じゃない。


ちょっかいだしてきた、友だち。



時間がたった。


兄貴が、ちかくの駄菓子屋で、僕に万引きのやりかたをおしえてくれた。


僕は兄貴にそそのかされて、しぶしぶ万引きをした。


おなかのなかで、なんか黒いものがむずむずしてた。


でも、悪いのは僕じゃない。


万引きをさせた、兄貴だ。きっとそう。



時間が経った。


ついに万引きをしていてつかまってしまった。


警察ってとこにつれられちゃったんだ。


すごく、おこられた。


でも、怒り方がわるかったな、あいつ。


ぜんぜんなってない。


僕は「もう二度としない」って思わなかった。


もう二度と見つからないようにしようって思ったんだ。


僕は悪くなんかない。悪いのは怒り方がヘタな、あいつ。



時間が経った。


好きな人が出来た。


つきあってみた。


でも、彼女ったら僕のやりかたにいちいち口出しするんだ。


むかついたから、ひっぱたいてやった。


そしたら、いなくなっちゃった。


僕には非の打ちどころなんか、ないだろう。


口出しなんかするあの子がわるいんだから。


僕は全然わるくなんか、ない。



この大きな力を、誰かに自慢したくなって、知り合いの怪獣をそそのかした。


あいつ、俺の口車にのって大暴れするもんだから、笑っちゃったね。


あとから来た俺を見てビックリしてたな。


でも、もういない。


俺がたおしちゃったんだから。


だから全部俺の手柄ってことになっている。ははっ。


みんな俺をみてすごいすごい言ってくれて気分がいい。


前に来てたあいつらと勘違いしてやんの。


勘違いさせておきたいから、あいつらと同じマントをつけてみた。


スゲー気分いい。サイコーだ。


俺はなんでも出来る。


俺は何でも手にはいる。


悪いのは俺じゃない。


俺に力を与えたヤツだ。




俺は絶対、悪なんかじゃない。


俺は絶対、悪なんかじゃない。
俺は絶対、悪なんかじゃない。




最近


俺の周りが


妙に静かだ…


誰も




いない。



なんで?


なんでだ?